『古通』6月号に高梨章氏が「悪い索引」という文章を寄せている。 悪い索引 CD・有料オンラインの「明治・大正・昭和の讀賣新聞」。その索引がいいかげんだという。これわちきも引いたことないが、本文は画像で、索引データがついているものらしい。 データの構成としては、タダで引ける『国会会議録DB』と同じだね。あそこも、正しい本文は画像で、文字データは全文検索用のインデックスという扱い(だから、文字データは変換ミスの誤字脱字がある)。 紅野敏郎の『読売新聞文芸欄細目』(日外 1986)で確認できるある連載52回のうち、49回が採録されていないそうな。 新聞社に問い合わせてみると、リタイアしたベテラン記者たちを集め、彼らの手作りだという。これが食わせ者だった。記事はあるのに見つけられない。それが、かなりあるはずだ、とこのとき悟った。 じゃあ、どうしたらよいのか。一頁、一頁ブラウジングするしか手立てはな