仕事の世界において、「タダであげる」「タダでもらう」というようなやり取りは滅多に存在しないと思っている。 友情や恋愛・家族愛などとは違い、仕事における人同士のやり取りには、なんだかんだ損得勘定とか利害調整みたいな感覚がついて回るのが自然だろう。 もちろん、発注・受注のように金銭が発生する取引は分かりやすい。 でも、そうではない、例えば取引外での情報交換であったり、社内の業務のやり取りなどであっても「貸す」「借りる」に相当する取引がその度ごとに行われている、と捉えるべきだと思う。 仕事における「貸し」と「借り」自分以外の誰かのために、自分が何かを提供したり、何らかの代償を支払った場合は「貸し」。 自分のために、自分以外の誰かが何かを提供してくれたり、何らかの代償を払った場合は「借り」。 何かを提供したり何らか代償を支払う、とは、時間をとる、知識や知恵を提供する、労力をかける、負担をこうむる、