ブックマーク / bunkaonline.jp (12)

  • 『小山田圭吾 炎上の「嘘」 』を読んだ:ロマン優光連載301

    301回 『小山田圭吾 炎上の「嘘」 』を読んだ 2024年7月、パリオリンピック開催を目前とした時期、中原一歩氏による『小山田圭吾 炎上の「嘘」 東京五輪騒動の知られざる真相』(文藝春秋)が世に出された。 3年前の東京オリンピック。20数年前の2つの記事、『ロッキンオン・ジャパン』1994年1月号(株式会社ロッキング・オン)でのインタビュー、『クイック・ジャパン』第3号(太田出版)(95年8月発行)の『村上清のいじめ紀行』という記事に掲載されたインタビューという、いじめ加害者としての体験を露悪的に面白おかしく語るようなインタビュー記事の存在が炎上し、オリンピック開会式の音楽担当だった小山田圭吾氏が辞任することになった。いや、正確にはその記事をもとにネット上で改変された情報が生まれ、それをもとにと言ったほうがいいだろう。辞任後もSNSでは激しいバッシングは続き、関わっていた多くのメディア関

    『小山田圭吾 炎上の「嘘」 』を読んだ:ロマン優光連載301
    sinopyyy
    sinopyyy 2024/07/29
    本人がバッシング受けるのはまだ分かるが息子も結構なバッシングにあってるんだよな。風化させない!私刑上等!みたいなの居てるけど当事者でもないのに怖すぎるな。
  • 実写版『ブラック・ジャック』みてみた:ロマン優光連載298

    手塚治虫の名作医療漫画『ブラック・ジャック』が高橋一生主演で24年ぶりにテレビ朝日でテレビドラマ化された。自分はそれなりに手塚治虫ファンなので、なんとなく見てみたのだが、悪くはないし、原作に対する敬意がないとかでもないし、つまらないとかないんだけど、何が変だなと思っていたところ、編集氏から「ブラック・ジャックの実写ドラマが気になる」というメールが来たので、これ幸いと自分の感想を書いてみようと思う。 ちなみに私が最初に見た実写版ブラック・ジャックは加山雄三版『加山雄三のブラック・ジャック』で、「このブラック・ジャックなんか僕が知ってるブラック・ジャックと違う…」と幼心に思ったのを覚えている。ヒカシューの主題歌もなんか怖かったし。 高橋一生のブラック・ジャック。ビジュアル的にはかなりの完成度であり、見た目でなく口調など演技も含めて、原作のイメージの再現にほぼほぼ成功しているといっていいだろう。

    実写版『ブラック・ジャック』みてみた:ロマン優光連載298
    sinopyyy
    sinopyyy 2024/07/08
  • 都知事選雑感:ロマン優光連載297

    まるで蠱毒の壺の中にいるようだ。 東京都知事選を前にした、様々な出来事を見ているとそう思う。 蠱毒というのは古代中国の呪術で、蛇・ムカデ・蛙など様々な生き物を一つの壺に入れて互いを喰らいあわせ、生き残った一匹が強大な呪力を持った毒物になり、その力を使って他人に害を与えたり、富を得たりするというもの。 今回の都知事選は様々な人々の様々な思惑が絡んで考えられないような出来事が起こりすぎてクラクラしてくる。そして、それは政治とは関係のない何かであり、まるで東京都自体が巨大な蠱毒の壺のようだ。 通称・N国党による選挙ポスター掲示板を利用したショバ代ビジネス。関連政党含めて24人を立候補させることで得た24枚分のスペースを利用して、自分が用意したポスターを自由に貼れる権利を1ヶ所5000円で販売するというものだ。 販売されたスペースを利用して貼られたポスターは問題あるものだらけだ。 人気格闘家の偽造

    都知事選雑感:ロマン優光連載297
    sinopyyy
    sinopyyy 2024/07/01
  • なかやまきんに君と本源セミナー:ロマン優光連載296

    「お笑い芸人のなかやまきんに君が“源セミナー”なる謎のセミナーに通っている」という記事がこの2ヶ月ほどの間に『週刊ポスト』と『週刊文春』にそれぞれ掲載されている。 ポストの5月の記事ではセミナーの内容のエキセントリックさに焦点があてられていたが、今週の文春ではこのセミナーによって人間関係が破壊されるような被害が伝えられていて、記事の内容に深刻さが増している。 世の悪いことは妖怪が引き起こしており、その妖怪を退治できるのはセミナーの主催者のみ。 具体的な妖怪の例として、 ・サントリーの商品 ・ハーゲンダッツ ・妖怪ウォッチ ・ポケモン鬼滅の刃 ・ゲゲゲの鬼太郎 ・烏龍茶など「龍」の字のつくもの全般 があげられており、セミナーではそれらの商品を持っていた人にそれを踏みつけさせるようなことがされている。 また、自分を苦しめている「妖怪」の名を紙に書き、それを破って踏みつけるという妖怪ビリビ

    なかやまきんに君と本源セミナー:ロマン優光連載296
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    sinopyyy 2024/06/24
  • 西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件:ロマン優光連載291

    5月8日未明に起こった、西新宿のタワーマンションの敷地内で25才の女性が待ち伏せしていた51才男性に刃物でメッタ刺しにされて殺害された事件。例のごとく、はっきりとした情報が出ないうちからネット上には被害者を叩く人間が出現し、げんなりさせられた。道義的な問題や情報リテラシーの問題ももちろんそうだし、そんなことを書いたら訴えられることもあるということがわからない危機意識のなさにもうんざりだ。 被害者が水商売に従事していたこと。加害者は金を返してほしいと主張していたこと。加害者の父がマスコミに語った、息子は結婚したいなら金を出せと言われていたという話。こういった断片的な情報から「悪質ないただき女子に騙されて大金を奪われた可哀想な中年男性の復讐劇」というストーリーが形成され、それにそって被害者が盛大に叩かれていたわけだが、「純情な中年男を性悪な商売女がだまして復讐された」という昔ながらの物語と昨今

    西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件:ロマン優光連載291
    sinopyyy
    sinopyyy 2024/05/18
    コメ読む前から絶対死体蹴り大好き連中が集まって星いっぱい貰ってるだろうなーと思ったらその通りだった地獄絵図
  • 春ねむりインタビュー音楽はこの世界とどう向き合うべきなのか

    聴く者に強烈な言葉の塊をぶつけるシンガーソングライター/ポエトリーラッパー、春ねむり。唯一無二の音楽を紡ぐ彼女のXは、現在大部分がイスラエルによるパレスチナ虐殺に関するポストで占められている。彼女は虐殺がやまないこの世界とどう向き合おうとしているのか。 PROFILE 春ねむり(はるねむり) 横浜出身のシンガーソングライター、ポエトリーラッパー、プロデューサー。自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲を行う。2018年、1stフルアルバム『春と修羅』をリリース。翌年ヨーロッパの巨大フェス「Primavera Sound」に出演し、6カ国15公演のヨーロッパツアーを開催。2022年、2ndフルアルバム『春火燎原』をリリース。2023年、新作『INSAINT』を発表し、約30公演にもおよぶ北米、ヨーロッパ、アジアツアーを開催した。 X:@haru_nemuri Instagram:@haru_nemur

    春ねむりインタビュー音楽はこの世界とどう向き合うべきなのか
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    sinopyyy 2024/03/25
  • 謎のアンミカ・バッシング:ロマン優光連載270

    270回 謎のアンミカ・バッシング ここ最近、タレントのアンミカ氏が密入国者であるというバカバカしい噂が、X(旧Twitter)を中心に出回っていた。 2017年から存在しているこのデマに対しては、騒動が始まる以前の11月21日にアンミカさん人からThreads内で否定されているし、既に多くの人が密入国はあり得ないだろうと考察しているため詳しくは触れない。しかしアンミカ氏が日移住してきた年代に、韓国から日にわざわざ密入国という手段で移動してくる理由なんて常識的に考えれば存在しないだろう。 この騒動の発端の流れを少し整理してみよう。 日清品グループが製造・販売する『どん兵衛』シリーズのなかの『最強どん兵衛』。そのWebCMにアンミカ氏が起用されたことで、氏をバッシングして『どん兵衛』の不買運動をよびかける活動(実際の不買がどれだけ行われているかはわからない)がはじまった。そこで流布

    謎のアンミカ・バッシング:ロマン優光連載270
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    sinopyyy 2023/12/17
    安倍派の裏金問題でネトウヨがイライラしてるタイミングに良い捌け口が見つかった説。
  • 「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262

    262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニストフェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁藤夢乃氏に対する攻撃的な言及や真偽不明の様々な疑惑の追及。公金を巡る不正受給疑惑を打ち上げて住民監査請求をするような彼のやり方が有名人や政治家を含む多くのアンチフェミニズム傾向の人間をひきつけ、一時は大きなムーブメントとなったが、現在はその勢いは失速気味であるようにみえる。 今のところ、彼が主張した様々な疑惑の中に、真実と証明されたものはない。 また彼の主張が過激化し、ナニカグループなる存在を主張する陰謀論めいたものに発展していく過程でライトな支持者が逃げ出し、支持者の先鋭化

    「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262
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    sinopyyy 2023/10/23
    私怨で通り魔や放火繰り返してたらたまたま指名手配犯や大麻栽培小屋やっつけたみたいなんを是々非々で私達は冷静に判断出来ている!これも公益性だ!とか言われてもなぁ。って感じ。
  • ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259

    259回 ビートルズと「NewJeansおじさん」 ビートルズにはとても似てるとは思えない画像に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 というキャプションをつける大喜利ポスト。 X(旧Twitter)でそういうものを何度か見かけ「なんだろう」と思っていたら、編集氏からのメールで謎がとけた。 あれは映画音楽に対する評論活動をしている宇野維正氏がK-POPグループ・NewJeansのメンバー全員が並んだアーティスト写真に 「写真良すぎる。マジで初期のビートルズみたい」 と付けて投稿したのを、元ネタにした大喜利だったのだ。 となると、このポスト自体は宇野氏の NewJeansファンとしての活動の一環ということになる。そういえば、この大喜利を見かけた時に 「 NewJeansおじさん 」批判ポストを何件か見たのだが、これが原因だったようだ。今、宇野氏はNewJeansにはまっている。そ

    ビートルズと「NewJeansおじさん」:ロマン優光連載259
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    sinopyyy 2023/10/02
    ”以前は聴けなかった星野源が聴けるようになったがそれは自分が星野源に寄ったのではなく星野源が自分に寄せて来た”とか色々名言残してるウノコレだから批判されてんだよ。
  • 地下アイドルの定義:ロマン優光連載258

    吉田豪氏が地下アイドルと枕営業について語っていたことを自分なりに補足しながら説明すると、 ◯外部とのコネクションが希薄な地下アイドル業界には、いわゆる枕営業といえるようなものはほぼない。よくあるのは運営によるメンバーに対する性的強要・性加害である。 ◯運営とメンバーの間には権力の不均衛があり、運営の要求を断るのは容易でなく、同意があるように見えても、実質は強要にすぎない場合が多い。 ◯「地下アイドルの枕営業」という実情にそぐわない奇妙な言葉は実際の性加害をぼやけさせてしまう問題がある これはたいていの人が読み取れることだし、地下アイドルについて詳しい人なら同意する人も多いだろう。 それに対して荒井氏は、地下アイドル界での枕営業の強要についての話だと誤読した上で、地下アイドル界の枕営業は人による自発的なものがほとんどであると主張している。また、最近の女性は枕営業を自発的にやっておきながら、

    地下アイドルの定義:ロマン優光連載258
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    sinopyyy 2023/09/25
  • ジャニー喜多川問題でテレビ局が反省してるなら「能年玲奈」を出せ

    故ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が再発防止特別チームから辞任を求められるなど、まだまだ芸能界への激震が収まっていません。そんな中、各テレビ局はこぞって「ジャニーズ事務所との蜜月を反省している」という姿勢を見せていますが、当に反省していると言えるのでしょうか。ジャニーズに限らず、真摯に反省し、今後は取引先の大手事務所への忖度をやめるというのであれば、まずはのんこと能年玲奈さんをテレビに出演させるべきではないでしょうか。 反省した姿勢を見せるテレビ局 故ジャニー喜多川氏がジャニーズ事務所に所属する多数の少年たちに性加害行為を行ってきた問題に関して、海外メディアが報じて世界的な問題になったことにより、これまでジャニーズ事務所と蜜月でやってきたテレビ局が、反省する姿勢を見せています。 では、テレビ局はこの問題を真摯に反省し、今後自分たちに利益をもたらしてく

    ジャニー喜多川問題でテレビ局が反省してるなら「能年玲奈」を出せ
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    sinopyyy 2023/09/05
    再放送のあまちゃん今見てるけど女優としても作中のアイドルとしてもほんとにキラキラしてる。あのタレント性を潰しちゃったのは勿体無い。でも腐らず活動続けてるのは凄いよ。
  • ジャニーズ擁護を頑張る人々:ロマン優光連載255

    255回 ジャニーズ擁護を頑張る人々 ジャニー喜多川性加害問題について、ジャニーズ事務所に依頼された第三者委員会である「外部専門家による再発防止特別チーム」による記者会見が8月29日に行われ、ジャニーズ事務所のHPで調査報告書が公開された。 調査報告書の内容としては、性加害の実在を認め、再発防止のための提言がされているものであり、これをああいった形で公開するということはジャニーズ事務所が性加害の実在を認めたということだと解釈するのが妥当だろう。 また、喜多川氏以外の社員による性加害があったという報告も含まれており、これは非常に重要な報告だと思う。 しかし、稿のテーマはこの性加害問題自体についてではない。この件で陰謀論が成長していっているさまが可視化されていること、それに関するあれこれがテーマである。

    ジャニーズ擁護を頑張る人々:ロマン優光連載255
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    sinopyyy 2023/09/04
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