ニューヨークでブッキング・エージェンシー〈Discwoman〉を共同設立し、女性やトランスジェンダー、ノン・バイナリーの、それまで十分な注目と評価を得られてこなかったアーティストたちに機会を与え、世界各地のイベントにブッキングしてきたエージェントであり、黒人のエレクトロニック・ミュージック・アーティストのためのプラットフォーム兼音楽フェスティバルである〈dweller〉を共同主催するフランキー・ハッチンソンが、昨日そのdwellerのブログに緊急寄稿した。 パンデミック時代におけるプロモーターやDJの社会的責任、そして世界的に反レイシズム運動が広がりを見せる中、クラブ業界にはどのような意識改革が求められているかが綴られている。これはぜひ日本のクラブ・カルチャーに関わる人にも読んで欲しいと思い、著者の承認を得て、翻訳をここに掲載する。 彼女は自身も黒人であり、この業界のど真ん中で働く当事者で