関節リウマチがあると心筋梗塞の確率が上がります。しかし、2000年以降に診断された患者の統計解析の結果、以前と比べて心血管疾患による死亡率が低くなっていたことが報告されました。 関節リウマチの治療の変化 関節リウマチの治療には主に薬を使います。メトトレキサートという薬が重視されていますが、ほかにもさまざまな薬を使い分けます。 2000年以降に、いくつかの薬剤が関節リウマチの治療法に加わりました。生物学的製剤と呼ばれる薬剤などが続々登場したことにより、関節リウマチに対して使える薬のリストは最近20年ほどで大きく様変わりしました。 関節リウマチの診断が2000年以後とより前の患者を比較 アメリカのメイヨー医科大学などの研究班が、関節リウマチ患者の心血管疾患による死亡率の変化を調べ、結果を専門誌『The Journal of Rheumatology』に報告しました。 研究班は、ミネソタ州オルム