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ブックマーク / courrier.jp (91)

  • なぜナチスは「音楽」を使って大虐殺と集団レイプを「盛り上げた」のか? | ナチスの「大虐殺カーニバル」を研究した歴史学者が紹介

    「NO MUSIC NO LIFE」といった宣伝文句もあるくらい、音楽は人類にとって不可欠の芸術だ。だが、音楽が人の生を奪う現場で活用されることもある。ナチスのアウシュビッツ強制収容所などでの事例を研究した歴史学者が、その不穏な調べを紹介する。 1943年12月、20歳のルツ・エリアスは、家畜運搬車でアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所に到着した。 彼女が割り当てられたのは、「ブロック6」のバラックだった。そこには、若い女性たちと男性捕虜の楽団員たちが収容されていた。 その楽団は、バイオリン奏者、クラリネット奏者、アコーディオン奏者、打楽器奏者のアンサンブルで、捕虜たちが日課の強制労働に向けて隊列行進するときはもちろん、むち打ち刑に処されるあいだも演奏させられた。 ナチス親衛隊(SS)の気まぐれで、楽団が即興演奏させられることもあった。エリアスは、戦後のインタビューのなかで、酔っ払ったSS

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    sinsara
    sinsara 2021/05/01
  • ロンドンの名門校は、セクハラや性的暴力の温床になっていた | ティーンエイジャーの#MeTooが国も動かした

    思春期の女子生徒は、同世代の男子生徒から性的な嫌がらせや暴力にあうことが少なくない。その現状に疑問を持った女性が被害体験を共有・公開するウェブサイトを立ち上げると、1万件を超える告白が集まった。 数々のショッキングな内容はイギリスにおいて大スキャンダルとなり、国もその調査と対策に乗り出す展開にまで発展している。 1万件を超える被害報告 英メディア「BBC」によると、ロンドンの22歳の女子大学生ソーマ・サラは、友人と話していた際に、いかに多くの10代の女性がセクハラや女性蔑視、性的被害に遭っているかを思い知らされた。 それからインスタグラムで過去に自分が経験した性的被害について告白したところ、1週間で300件もの同様の体験談を受け取った。事態の深刻さに気づいたサラは、問題を明らかにするため、匿名の被害報告を公開するウェブサイト「エブリワンズ・インバイティッド」を2020年6月に立ち上げた。

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    sinsara
    sinsara 2021/04/05
  • “知の巨人”ノーム・チョムスキー「トランプはアメリカ人の精神性をよく知る、熟練の政治屋だ」 | 急進派の大御所が語る「大統領選とこれからのアメリカ」

    言語学・言語哲学の大家でありながら、政治やメディア批評も旺盛におこなってきた米マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授のノーム・チョムスキー(91)。「世界最高の論客」とも呼ばれる彼は、2020年米大統領選とアメリカの未来、そして今後の中東情勢をどう見ているのか。イスラエル紙「ハアレツ」がインタビューした。 ノーム・チョムスキーは大統領選挙に先んじて、自身がジョー・バイデンに投票するつもりであり、アメリカの革新派の人々も同じことをするだろうと、繰り返し語ってきた。11月3日より前に行われた米オンラインメディア「サロン」のインタビューで、伝説的な知の巨人たる言語学者はこう語っていた。 「私は反トランプ側に投票するつもりですよ。現状の二大政党制では、反トランプ派に投票しようと思ったら、民主党支持に舵を切るしかないという現実的な問題はありますが」 選挙はバイデンの勝利に終わったが、選挙直後に行

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    sinsara
    sinsara 2020/12/07
  • 「クソでもいいから植えろ」ギャングスタ園芸家がロサンゼルスを変える | 園芸はコミュニティを守る抗議行動だ

    ロサンゼルス南部で野菜、花、果物を育てる“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリー Photo: Todd Williamson / Getty Images for Airbnb 黒人やラティーノが多く住む米ロサンゼルス、サウスセントラル地区に暮らす“ギャングスタ園芸家”ロン・フィンリーは、10年ほど前から道路の脇や空き地などでゲリラ的に野菜を育ててきた。 最初は「農薬まみれじゃないリンゴ1個買うのに45分も車を走らせなきゃならない」ことに対する彼なりの抗議行動だったが、いまではその活動はロサンゼルス中に広がり、数十のコミュニティ菜園が作られるまでになった。 英紙「ガーディアン」が取材した。 「俺は菜園に夢中になんだ」と、“ギャングスタ園芸家”として世界で知られるロン・フィンリーは言う。「朝9時に家を出て、気がついたら午後7時だ。畑仕事をしてると何もかも忘れる。みんな庭を耕すべきだ」 手入れ

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    sinsara
    sinsara 2020/08/07
  • 「ロックダウン前から会社の引き出しにバナナが入れっぱなしなことを思い出した」 | 不安すぎて9週間ぶりに出社─

    来襲するバナナ不安 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したらどうしよう。経済はどこまで冷え込むのだろう。仕事は続けられる? 子供の教育はこの先どうすれば……。 パンデミックによるこうした「コロナ不安」に世界が悩まされているなか、あることを思い出して不安に駆られる女性がスコットランドにいた。彼女は5月12日にこうツイートしている。 Knowin there is a banana in my desk drawer in work, which has been there since a week before lockdown is makin me feel anxious. — MLB (@mlcoolj2) May 12, 2020 「ロックダウンの1週間前からデスクの引き出しにバナナが入れっぱなしなことを思い出して、すごく不安になってきた」 この「バナナ不安」ツイ

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    sinsara 2020/05/23
  • 「独身女性は既婚女性よりも幸せ?」調査結果が導いた驚きの結論 | 誰がシングルは「負け組」だって言いました?

    夫が同じ部屋にいるときだけ「幸せ」 2018年に国立社会保障・人口問題研究所が発表したデータによれば、日人女性の生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚をしたことがない人たちの割合)は14.1%と、過去最高に達した。とはいえ、女性誌には「結婚できるコーデ」やら「結婚できるメイク」というフレーズがおどり、独身で子供がいない女性は「負け組」といわんばかりだ。 だが、そんな考え方はもう古い。それどころか、結婚して子供がいる女性よりも未婚で子供がいない女性のほうが、幸福度が高く長生きしていることが最新の調査でわかったと、英「ガーディアン」紙が報じた。

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    sinsara 2019/05/30
  • 絶頂期を迎えていたピクサーはこうしてディズニーに売却された | 知られざる「舞台裏」を元最高財務責任者が明かす

    2005年10月21日付けUSAトゥデイ紙の「資産管理法」なるコラムに、次のような文言が書かれていた。書いたのは、マット・クランツである。 ピクサー株もきら星のようだ。株価は過去5年間で171%も上昇。これは22%もの年平均成長率に相当する。同時期にスタンダード・アンド・プアーズ500種指数は低下しているわけで、これは当にすごいことである。 だが、2005年後期は、さすがのピクサー株も、スーパーヒーロータイツを身につけることができなかった。 実際、ピクサー株はきら星だった。過去5年間で、ピクサーの時価総額は15~30億ドルから60億ドル近くまで上昇した。その結果、株のほとんどを持っているスティーブは、単なるビリオネアからマルチビリオネアと呼ばれる超大金持ちになった。ここで大事なのは、株価上昇がヒット作連発という前代未聞の偉業を反映するものである点だ。

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    sinsara 2019/05/03
  • ピクサーに入社して受けた洗礼「あなたはスティーブ派でしょう?」 | 元最高財務責任者が振り返るピクサーの黎明期

    ピクサーには1995年2月に着任した。スティーブからなにをしろという具体的な指示はなし。エドが出迎えてくれて、最初の2~3日、社内を案内しては中核メンバーを紹介したり私の役割を説明したりしてくれた。 みな、温かく迎えてくれ、「歓迎しますよ。困ったことがあったら言ってください」みたいなことをあちこちで言われた。ただ、どうもしっくりこないものがある。みな、愛想もよければ礼儀正しくもあるのだが、なんとなく距離を置かれている気がするのだ。 最高財務責任者を得たのに盛りあがらないというか、受け入れの努力もあまりないように感じる。お昼を一緒にという誘いもあまりないし、カレンダーの予定もぜんぜん増えない。別に鳴り物入りの大歓迎を期待していたわけではないが、これはさすがに平常運転にすぎるだろう。 前回の転職時、私のカレンダーはすぐに予定でいっぱいになった。私に早くなじんでほしいとみなが思ってくれたからだ。

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    sinsara 2019/05/03
  • ストレスが多いと女の子が産まれ、男の子の父親は性的に奔放になる | クーリエ・ジャポン

    男女の産み分けには、母親の生活環境や精神状態が大きく関与しているという。 また、産まれてくる子供の性別は、親の政治思想からひいてはセックスにまで変化を及ぼすようだ。 ニューヨーク大学の高名な社会科学者が、最新の研究事例を紹介する。 Aの人物がBの人物に影響を与えているのか、それとも実はその反対なのか──「コロンブスの卵」的なこの疑問は、いったいどうすれば解けるのだろうか? ノースウエスタン大学の経済学者、チャールズ・マンスキは、これを「リフレクション・プロブレム(影響の問題)」と名づけた。 集団のなかで起きた出来事に「犯人」が存在するのか。 主従関係はどうして発生するのか。 マンスキは、こうした「人間がお互いにどう影響し合っているか」を解明するのは難しい、とする。 それぞれの人物の頭のなかに入り込むか、人間同士の相互作用のなかにある微妙な「非言語的手がかり」を一つ残らず観察しなければならな

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    sinsara
    sinsara 2019/05/02
  • 見て見ぬふりする「傍観者」も性暴力の加害者だ | アメリカで広がる第三者介入トレーニングの取り組み | クーリエ・ジャポン

    近年の研究で性暴力の抑止には女性に用心を呼びかけるより、現場に居合わせても危険な兆候を傍観しがちな第三者の意識を変えるほうが効果が高いことが明らかになっている。 こうした研究結果を受けて、アメリカではすべての人に当事者意識を持ってもらうことを目的とした「第三者介入トレーニング」が広がりを見せている。 傍観者にならないための第三者介入のやり方で、一般社団法人「ちゃぶ台返し女子アクション」も掲げている「3D」がある。 ・DIRECT(直接介入)=直接干渉し、事態の悪化を止める ・DELEGATE(委譲)=別の人に助けてもらうようお願いする ・DISTRACT(気を紛らわす)=注意をひくような“邪魔”を意図的に作り出し、問題となりうる状況を和らげる なかでもDISTRACTは気軽にできるやり方だ。 たとえば、飲み会の席で上司からセクハラを受けている同僚がいたとする。そこで直接介入ができない、ほか

    見て見ぬふりする「傍観者」も性暴力の加害者だ | アメリカで広がる第三者介入トレーニングの取り組み | クーリエ・ジャポン
    sinsara
    sinsara 2019/04/24
  • ロシアのコスプレが本気すぎる « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    クーリエ・ジャポン編集部ブログでは、クーリエ誌でも紹介した海外メディアによる国際情勢やビジネス、社会、教養にまつわる話題などをわかりやすく提供しています。紹介した記事はfacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを介して多くの方が閲覧しています。編集部Kです。毎夏、名古屋で開催されている「世界コスプレサミット」。コスプレチャンピオンを決める世界最大級のイベントで、今年はロシアチームが優勝しました。 ロシアチームがこのイベントに初めて参戦したのは2012年。わずか3年で頂点に立ったわけですが、ロシア国内では10年以上も前から大規模なコスプレコンテストが開催されています。数十人単位の有志イベントなら、いまも毎週どこかで開かれていると聞きます。ただ、それほど盛り上がっていたにもかかわらず、こうしたイベントには日企業の協賛がなく、ロシアのコスプレイヤーが名古屋への切符を手にするこ

    ロシアのコスプレが本気すぎる « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)
    sinsara
    sinsara 2014/09/30