またまた「老い」の話。 こんどは大学の社会学の先生が著者なのですが、アカデミックな中身ではありません。 〈老い衰えゆくこと〉は「できていたことができなくなる」ことであるとし、それが行き着いたところ 「介護」の現場で見聞きした具体的なケースごとの体験を下敷きに、その具体的事実を述べ、考察する 形で述べられます) 『老い衰えゆくことの発見』 天田城介 という。 (グーグル画像より) 「はじめに」で、〈老い衰えゆくこと〉という誰にも訪れる生命現象への対応を 人は「介護」という形でなそうとしているが、その際、現代でも日本は親子という 「運命の呪縛」により、家族が親の介護をするのがあたり前だとされていると 述べられる。 【引用】「「選ぶことができない関係」のもとで関係を形成を形成してきたこと自体が、 「この関係」を選択することを余儀なくさせているのだ。 「親を選ぶことができない」中で形成されて