久しぶりに内田樹さんの本を読んだ。 『日本の覚醒のために 内田樹講演集』という。 「覚醒」という言葉は使いたくなかったが、現在の日本、とくに政治と (それを支える)メディアの「劣化」にはガマンならないのであえて使ったという ----- 私が内田さんに傾倒するのは、この人の考えかた、発想が、そのものごとにとって もっともたいせつにしなければならないことは何か?と気づかされることだ。 ものごとの「本質」みたいなものに目を向けることのたいせつさ。 (内田さんは達人級の合気道の先生でもあり、養老さんが解剖を専門の仕事とされ「身体」からの 発想をだいじにされるのとよく似ている) 本からの話題、①アメリカの言いなり、②寺を見なおす、③コミュニケーション ④呪いの四つにしぼり、次回から書きます。その前に、 前に読んだ本『内田樹による内田樹』(多くの著作のうち自選した数冊を紹介) のなかの『先生は偉い』で