『人はなぜ宗教を必要とするのか』 阿満利麿・著 1999年出版と古いのですが、宗教には新・古などほとんど関係ない。 とてもすばらしい本だった。 (長くなりますが、本の流れにそい、そのつど感想など書きます。 大きく1⃣から6⃣までの六つに分け、きょうは1⃣~4⃣です。5⃣6⃣は次回) ーーーーーーーーーー ‐1⃣‐ 本の題名は『人はなぜ宗教を必要とするのか』です。 宗教とまったく無縁な人がいるかもしれないが、あまりいないと思います。 世界のどこでも人はだいたい宗教心をもって生きている。 日本人も遠い昔から鎮守の森の神さま信仰(アニミズム的な自然崇拝)と、仏教信仰を もった。 なのに、 とくに戦後になって「私は無宗教です」という人がこれほど増えたのか? 【引用】 「問題は、どうしてこのような「無宗教」という表現が100年以上もの長い間(明治以降から現代)、 日本人の生活のなかに生きてきたのか