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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (5)

  • 無宗教で弔うこと - ohnosakiko’s blog

    国や地域や宗教によって、さまざまなかたちを取るお葬式。日では仏教形式で行われることが多い。これまで私が参列した葬儀は9割方、仏式だった。あとはキリスト教。亡き伯父と伯母がクリスチャンだったからだが、では仏式で弔われた人々は皆仏教徒だったのかと言えば、おそらくそうではないだろう。 年輩者で定期的にお寺参りに行ったりお坊さんの説教を聞きに行ったりする人はいたかもしれないし、そこまでではない人もお盆で先祖の墓参りくらいはしたかもしれない。しかしほとんどの人は、「うちは◯◯宗らしいな」くらいのことはわかっていても、仏教とは無縁の生活を送っていたと思う。多くの人の日常において、特定の宗教の匂いは薄い。 だからいざ身内が死んで通夜だ葬儀だとなると、まず何をどうしていいかまごつくことがある。伊丹十三の映画『お葬式』では、遺族がビデオで仏式葬儀のあらましを学習するシーンがあった。他人の葬儀で何となく勝手

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  • 野蛮な食べ方 - ohnosakiko’s blog

    30歳を過ぎるまで、カラスミというものをべたことがなかった。そういう珍味が世の中にあることも知らなかった。 結婚して数年経った頃、お歳暮かなんかで九州の人からカラスミを頂いた。 「なにこれ」 「カラスミ。ボラの卵巣を塩漬けにしたやつ。ったことないか」 「ない」 「酒のあてに最高だぞ」 「へえー(ワクワク)」。 薄くスライスして皿に並べた。見たとこ奈良漬けそっくりだ。なんかパッとしないべ物だね。しかし一切れ齧ってみると‥‥ナニコレウマイ! 日酒を飲みながら「おいしいねー」と喜んでカラスミを口に放り込んでいたら、「おいおい」と夫に咎められた。 「そうパクパクうなて。奈良漬けじゃないんだから。これ、幾らするか知ってるか」 「知らない」 「五千円はする」 「えっ、そんなに」 「チビリチビリとべるもんなの、こういうのは。パクパクうもんじゃないの」 そうなんだ。 滋賀の人から鮒寿司が送ら

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    sippo_des
    sippo_des 2014/01/22
     トルコ土産のカラスミがアルミに包まれたまま3年くらい経過してる。知らない食べ物が多い。そして外食するたびに感動する。知らないことを知ることができるのはうれしいね。バッファローも食べたい。
  • 『やっぱ月帰るわ、私。』 - インベカヲリ★写真集 - - ohnosakiko’s blog

    若い女性が自分の写真を撮られたい時とは、どんな時だろうか。どんなふうに撮ってほしいと思うのだろうか。 自分が一番「輝いている」と思う時? 今の若さを記録しておきたいと思った時? 普段の自分より3割増くらいは美人に撮られたい? 女優のように撮られたい? まるでファッション雑誌の読者モデルのように? それとも男性の視線を集めるグラビアモデルのように? いやそんなんじゃなくて、一見普通だけどさり気なくオシャレで透明感のある感じに? ‥‥‥私の想像力は貧困だ。そのことを、この写真集は教えてくれる。 やっは?月帰るわ、私。 作者: インベカヲリ★出版社/メーカー: 赤々舎発売日: 2013/11/01メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 東京及びその近郊に住む若い女性たちのポートレートである。ヌードも下着姿も仕事着も私服も制服も被り物もある。分類できない”装い”も

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    sippo_des
    sippo_des 2013/12/17
     面白そう。 「このシチュエーションでなんでこのポーズ?」
  • 祖母と「おりぼん」 - ohnosakiko’s blog

    実家に行って、古い写真の整理をしていた時の話。 3歳から6歳くらいの頃の私は、大抵頭に大きなリボンをして写っていた。髪を横分けにして三分の一くらいをゴムで括り、幅広のリボンを結ぶ。昭和30年代の小さい女の子の典型的なヘアスタイルだ。リボンのことを「おりぼん」と言っていた。 いくつかの「おりぼん」を持っていたが、よく覚えているのはよそ行きので、幅が5〜6センチもあるベビーピンクのサテン地に、赤と黒と銀の糸できらびやかな刺繍が施された、かなり目立つやつだった。母がタンスに仕舞った箱からそれを取り出して髪に結んでくれる時のシュッシュッという音は、「これからどっかにお出かけする」という晴れがましい気分と共に、記憶の中に刻み込まれている。 写真を見ながら「このリボン、なつかしいね」と言うと、「それ、おばあちゃんが買ってくれたのよ」と母。そう言えば、母の趣味とはちょっと違う。母の買ってくれるリボンは、

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  • 「やり方」を教えること - ohnosakiko’s blog

    上のトークイベント告知記事を挙げてネットを巡回していたら、とても関連する内容の記事がブックマークを集めていた。 「好きに書きなさい」はタイミングによっては最悪。:島国大和のド畜生 読書感想文で、絵画で、自由研究で、基的なやり方を教えず『自由にやりなさい』と命じるのは、マイナスが大きい。 それは「ほっといても出来る奴を選ぶやり方」であって、それぞれをそれなりのスタートラインに立たせる為の教育では無いのではないか。 作文や美術(図画工作)や自由研究課題でモヤモヤした思い出のある人は多いようで、ブックマークコメントも興味深い。数年に一回くらい、こうした話題をネットで見る。2008年に非常にブクマを集めて話題になっていたのは、この記事だ。 もっと、学校でテクニックを教えてくれればよかったのに - Hatelabo::AnonymousDiary この中の図工の問題については、拙書に書いたので少し

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