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大学3年生の時、専門科目の学生実験があった。わたし達の班は「流動層の伝熱測定」という課題が与えられた。流動層というのは、丸い円筒形の容器の中に、細かな粒子(粉体)を半分くらいまで入れて、容器の底のノズルから気体を送り込んでやる装置だ。気体の流量がある点を超えると、それまでは単なる粉の集まった固体のように見えた層の中に、急に泡が生じて、全体がまるで液体のようにふるまい出す。これを流動化開始速度と呼ぶ。中で起きているのは、固体と気体とが混じり合って、液のような乱流を示す現象だ。化学プラントでは、細かな触媒粒子を使う化学反応で、反応熱が大きいときに、よくこのような装置を使う。中が良く混ざるので、熱がホットスポットのように集中しないですむからだ。 さて、わたし達の班は指定された運転条件で実験装置を動かし、得られたデータを元に計算した。ところが、教科書に載っている伝熱係数の推算式と、結果が3割も違う
集中できる時間が少ない現在 今の仕事で最も難しいのは、集中できる時間を作ること。作るためのツールは充実していますし、一緒に作ることができる優秀な人も周りにいます。いろいろなものに恵まれていたとしても時間を作ることは簡単なことではありません。1 日 24 時間が、突然 32 時間にはならないわけです。 時間は有限であるのはもちろんですが、その貴重な時間を有効に使うのは非常に難しいです。特に集中するのが難しい時代に生きています。誰かが声をかけるくらいなら良いですが、メール、チャット、ソーシャルメディアなど絶え間なく注意を引こうする通知が鳴り続けています。たとえ通知をオフにしたとしても「あれはどうなっているだろう?」と、ついついスマートフォンを開いて画面を再読み込みしたり、スクロールを続けている方は少なくないはずです。 The Telegraph が 2015 年に公開した記事によると、私たちは
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