第196回国会が閉幕してから早くも1か月が過ぎた。異質で異様だった前国会を、改めて時系列で数回に渡り振り返ってみたい。(※国会の議事録の性質上、全発言を引用するととても冗長になるため、一部抜粋しているものがあるが、大意は変わっていない) 今回は、森友と加計と文書改ざん問題で紛糾した「1月~4月」を振り返ってみよう。 “8年間続いた慣例が破られたということで、そんなに野党の質問が嫌なのかなというふうにも思わざるを得ないんですけれども”長妻昭 政調会長(立憲民主党) “国会でお決めになることだろう、このように思います。”安倍晋三 総理大臣(自由民主党) ――1月29日 衆議院予算委員会 国会の冒頭、最も話題になったのは、与野党の質問時間の配分に関する問題だった。 慣例的に野党に多めに配分されていた質問時間を、石崎徹衆院議員を中心とした自民党の若手議員が中心となり、質問の機会を増やすことを要望し