顧客はどんな用事を足すために、その製品・サービスを求めるのか。それを見極めビジネスチャンスを特定するための「5つのC」を紹介する。 「顧客はどんなタスク(用事)を果たそうとしているのだろうか?」 この単純な問いが、イノベーションを実現させる有力な手段となる場合がある。なぜなら、購買と利用を「関連づける」ように見える表面的なデータを超えて、購買と利用を「動機づける」不満や欲求に焦点を当てざるを得なくなるからだ。 この方法は魅惑的なほどに単純で、実はビジネスチャンスを特定する条件を備えている。「果たすべきタスク」というコンセプトをさまざまな状況で活用してきた経験から、私と同僚はイノベーターを目指す人々に役立つ5つの要諦を導き出した。「ビジネスチャンスの5C」である(マーケティングの4P――価格、製品、流通、プロモーション――になぞらえたものだ)。 1.状況(circumstance) 顧客が抱
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