コロナ療養時に自宅に届く食品セットの内容が価格に見合わないとして大阪の男性が裁判を起こしました。1箱およそ4万円の中味とは… フードデリバリーの配達員をしているという岩永良さん。去年の夏、新型コロナに感染し、自宅療養した際に届いたという食品について1日、大阪地裁に裁判を起こしました。 「これがもともと1870円として送られた1食分」 岩永さんが住む豊中市では当時、1週間分のレトルト食品が段ボール箱で届きました。岩永さんの推定では配送費込みで1万円以下の内容ですが、市から業者には1箱あたり3万9000円が支払われていました。そのため、差額を業者から市に返還させるよう訴えを起こしたのです。 訴えなどによりますと豊中市はレトルト食品の配食について入札を実施せず、市側から持ち掛ける形で、総額5億円以上の契約をしています。 「こちらが送られてきた状態です。これが1食あたりの構成で、これが1870円が