栃木県足利市の早川尚秀(はやかわなおひで)市長は10日の市議会全員協議会で、重要文化財の名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」の所有者が、市からの売却要請に応じる意向を伝えてきたことを明らかにした。 所有者は「山姥切国広を愛して下さっている皆様へ」とのメッセージを市を通じて公表。「山姥切国広を私達の元で眠らせて置くには存在があまりにも大きくなりすぎていて、正直守り切れなくなっています」とし「考え抜いた結果、信頼できる足利市にお任せするのが一番良いのではないかと思っております」などと記している。 8日の市議会一般質問で購入に意欲を示していた早川市長は、全員協議会で「今後の事は所有者様との誠意を持った話し合いの中で詳細を詰めていきたい」と表明した。 「山姥切国広」の記事一覧を検索