オブジェクトベースの OOPL である SELF にはクラスがないので、クラス-インスタンス関係はありません。すべて継承関係(正確には委譲関係)になります。移譲先は「ペアレントスロット」と呼ばれる特殊なスロットに関連づけしておき、自分が理解できないアクセスがあったときは移譲先に丸投げします。 オブジェクト生成器であるクラスがないので、オブジェクトは既存のオブジェクトの複製により生じさせます。図中のスクリプト、 _AddSlots: (| p <- person copy name: 'tonkichi' |) という式で、person というオブジェクトの複製により生じさせたオブジェクト(a person)を新しく設けたスロット p に関連づけしています。person がプロトタイプで、a person がクラスベースでいうところのインスタンスになります。インスタンスはプロトタイプの単なる
