JA全農=全国農業協同組合連合会は、原発事故以降、海外に輸出できなくなっていた福島県産のコメについて、安全性への理解が得られたシンガポールに向けて、今月から輸出を再開すると18日正式に発表しました。 発表によりますと、JA全農は、福島県須賀川市で生産されたコシヒカリ300キロを、今月シンガポールに向けて輸出するということです。 福島県は全国有数のコメの産地で、東京電力福島第一原発の事故の前は、香港や台湾などに年間100トン余りのコメを輸出していましたが、事故のあとは風評被害などが影響して輸出できない状態が続いていました。 JA全農では、輸出の再開を目指して、福島県産のコメは県の放射性物質の検査を受けているなど、各国に安全性をアピールしてきた結果、理解が得られたシンガポールに向けて、事故のあとに収穫されたコメとしては初めてとなる輸出の再開が決まりました。 コメは今月22日からシンガポール市内