この春、新しく小学生、中学生になるお子さんがいる家庭は、算数セットや体操服、それに自転車など学校生活に必要なものの準備を進めていると思います。 それらの準備にどれくらいの費用がかかるか考えたことはありますか? 徹底取材してきました。 【写真を見る】「指定のものだけでも14万円」学校から求められる入学準備品 その負担 本当に必要? ■学校から指定される入学準備品 取材班がお邪魔したのは、三股町に住む、平生(ひらばえ)さん一家。3人の子どもがいて、この春、長女の遥(よう)さんが中学校に、三女の成(なる)さんが小学校にそれぞれ入学する。入学に備えて買ったものを教えてもらった。 (父親・竜さん) 「やっぱり大変ですね。そこそこな出費ですからね」 こちらが小学校に入学する成さんのために購入したもの。算数セットに体操服などは学校から指定されたものだ。 (母親・由菜(ゆきな)さん) 「クーピーやサクラク
より高い給与を求め、海外で働く日本人の若者が急増している。その原因は日本の給与が安いからというだけではない。背景にあるその本当の理由に、英誌「エコノミスト」が迫った。 海外に「出稼ぎ」に行く若者の急増 神奈川県出身のアシハラ・マリナ(25)は、世界を見たいと思っていた。2022年4月、彼女は「ワーキング・ホリデー」プログラムを利用し、オーストラリアに移住した。この制度では、31歳未満の若者に1年間のビザが発給される。彼女は、東部の農場で4ヵ月間働き、現在はシドニーでバリスタとして働いている。 冒険のつもりで始めた海外生活だったが、それが経済的にも合理的だと気づいた。彼女は最低賃金で働いているが、その時給は時給21.38豪ドル(約1960円)と日本の最低賃金の倍額だ。パートタイムで働いても、東京でOLとして下働きをしていたときよりも多くの収入を得られる。 海外で働こうとする日本人がいま増えて
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