大阪府の橋下徹知事は17日、視察先の英国ロンドンで大ロンドン市(グレーターロンドン)の副市長と会談した。大阪の現状を説明したところ、副市長は「(大阪市は)国際競争するには規模が小さく、府とも連携できていない」と“ダメだし”したといい、橋下知事は「(府市再編で大ロンドン市のような)グレーター大阪にしないと」との認識を示した。 大ロンドン市は、ロンドン市と周辺32区で構成される広域行政体。市長が全体の行政運営で強い権限を持つが、細かな住民サービスは各区長が担う。橋下知事は二重行政解消などのため府と市を解体・再編する「大阪都構想」を打ち出しているが、そのイメージを「グレーターロンドンそのまま」と強調した。 橋下知事によると、副市長は大阪市について、人口約266万人で国際競争をするには規模が小さい一方、各区に公選区長がおらず民意の反映が難しいと指摘。府との政策連携も取れておらず「静かに死んでいくの