「YouTubeの時代」訳者の小林啓倫氏が切り取る「動画の時代」連載第6回目。訳がわからないのに流行っている謎動画について。 この連載の第1回で、YouTube上では、誰もが好きな「ペット動画」よりも人気のカテゴリーが存在しているという話をしました。それがいったい何だったか、覚えていらっしゃるでしょうか? 答えは「教育」カテゴリーです。YouTubeのトレンド・カルチャー統括部長を務めるケヴィン・アロッカさんが、『YouTubeの時代』(NTT出版)の中で次のように解説しています。 私は誰かにこの話をする瞬間が好きなのだが、実は私たちが「教育」カテゴリーの動画を視聴するのに費やす時間は、「ペットと動物」カテゴリーに費やす時間の10倍に達している。そう、10倍だ。 ペット動画といえば、ソフトバンクのCMで岡田准一さんも「猫は見ちまうんだよー!」と叫んでいるように、「ギガ」を消費してでも見たく