けさ8月31日の朝日新聞を開いたら、「ふくしまは、元気です。」という全面広告のキャッチコピーが眼に飛び込んできた。 そのでかい赤色ゴシックフォントの背景には紺碧の五色沼、その下にはTOKIOのメンバー5人が遠くを見ながら笑顔で立っている写真、さらにその下には、「ふくしまからはじめよう。」というキャンペーン案内。そして一番下に「福島県」という広告主のロゴが入っている。 この広告、ものすごく無理やり良心的に考えて、「シュールなアート」か「ブラックユーモア」ってところだ。 キャッチコピーの下にボディコピーがあって、「福島の秋はにぎやかです。美しい自然、旬の食、伝統の祭りの数々。楽しくて、おいしくて、どこか懐かしい風景がここにはあります。山と海と人に恵まれた、日本のふるさと。福島は、あなたを待っています。」 ――どうだろう。これ、どう見てもシュールでブラックだよね。 もちろん、この広告のどこにも東