ベルギー在住の世界的バイオリニスト 堀米ゆず子氏が所有するバイオリンの名器ガルネリが2012年8月16日に、ドイツのフランクフルト国際空港税関で押収された問題で、審査の上、当税関から返却するこの連絡があったと複数メディアが報じた。 この問題、堀米氏がバイオリンについての証明書や書類を所持していなかったことによるもので、約1億円と評価されるバイオリンの輸入付加価値税が求められていた。 バイオリンは、奏者において体の一部であり、十分なケアが必要なもの。押収が与える精神的影響はもちろん、楽器として慎重に扱われているか懸念があり返却を求める声が広がっていた。 その中で、注目が集まったのが「Change.org」という人々に呼び掛け賛同を集めるサイト。堀米氏の友人という人物がキャンペーンを発信し、10日間5400名の方の「署名」を集めることに成功し、それを独政府に届けていたという。 無視できない力