大阪府大東市議会で、歩きたばこやポイ捨て、ペットのふん放置など22項目の迷惑行為を禁じる議員提案条例が来春にも提出される。市が任命した監視員らが街を巡回し、5万円以下の過料を徴収することも想定。推進派市議が多数を占め、提案されれば成立は確実とみられる。市議らは「街の魅力アップにつながる」と主張するが、禁止項目が次々と増え、市民から「行き過ぎでは」と懸念する声も出ている。 市などによると、これだけ多くの違反項目を定め、過料を徴収する条例は珍しい。来春の提案をめざす市マナー条例案は「日本一マナーの良いまちの実現」を掲げ、迷惑行為の防止とマナー向上への努力を「市民の責務」と位置づける。 迷惑行為の取り締まりのため、市から任命された市職員が指導員、警察OBらが監視員となり、市内をパトロール。監視員らは迷惑行為を見つけたら、違反者をまず指導・勧告、次に行為をやめるよう命令、従わなければ5万円以下