「除染労働者110番」を続ける福島県労連労働相談センターには、20日までに合計30件を超える相談が寄せられています。なかには、実際の除染作業員を束ねる会社に暴力団がからみ、賃金のピンハネやただ働きをさせられているとの深刻な相談もありました。 一つは、「除染労働に派遣として作業する知人から電話で訴えられた」との相談です。知人は、「賃金が4カ月払われていない。支払いを要求したら、暴力団風の男がきてすごまれた」といいます。「体を壊さないか心配だ。携帯電話も取り上げられた様子で連絡がつかない。助ける手だてはないか」 もう一つは、「雇われた人材派遣会社から、実際に受け取っている賃金より高い賃金をもらっている、との念書をとられた。おかしいと言っていたら、やくざから脅しを受けた」との告発です。その男性は、作業員が自分から実態を告発するのは仕返しがあり、難しいと話します。 除染労働者の多くは、社会保険や雇
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