ロシアによるウクライナ侵攻は、景気の先行きにも暗い影を落としています。政府は、今月の月例経済報告で、景気の全体判断は据え置いたものの、「原材料価格の上昇、供給面での制約などによる下振れリスクに十分注意する必要がある」と警戒感を示しました。そうした価格の高騰や、供給面での不安が広がるなか、飲食店などでは手に入れやすい代替品を探る動きが広がっています。 回転寿司チェーン「すし銚子丸」で、マグロの次に人気なのがノルウェー産サーモンです。ところがウクライナ情勢の関係で、3月8日からノルウェー産サーモンが提供できなくなりました。ロシアが領空の飛行を禁止したため、航空便が上空を飛べなくなり、一時空輸ができなくなったのです。 その間、ノルウェー産サーモンの代替品として急遽仕入れたのが宮城県産の銀鮭です。ノルウェー産に比べ色が濃く、脂が少ないのが特徴です。それでも客からのノルウェー産への人気が根強いことも