福島市佐原の慈徳寺で、墓石の代わりに木を植える「樹木葬」の墓地が完成し、19日、開眼供養が行われた。県内では初めての試みといい、すでに10件を超える申し込みが寄せられている。 樹木葬は、遺骨や遺灰を山や海などに帰す「自然葬」の一種。墓石などの人工物を置かないので、自然を損なわず環境に優しいとされる。また、植樹後は寺が管理するため、子供がいなかったり離れて暮らしていたりする高齢者に人気という。 同寺の国井一之住職(75)は、1999年に住職に就任。当時、同寺の墓地はすでにいっぱいで、子孫が福島を離れるなどして管理する人がいなくなった墓も増えていた。「これからは従来と違った墓の形が求められるはず」と考えていたところ、寺や仏教に関する著書がある福島市在住の作家、村井幸三さん(84)に樹木葬を勧められた。 今年3月にはスギ林を間伐し、木材チップを敷き詰めるなどして裏山を整備。約3700平方メートル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く