急増する訪日観光客の受け皿として、旅客機の発着能力を年20万回前後と最大で1・6倍にする。品川―名古屋間を40分で結ぶリニア中央新幹線が開業する2027年までの供用開始を目指す。 05年の愛知万博開幕にあわせて開港した中部国際空港は、海を埋め立てた人工島に建設された。用地は空港西側を名古屋港の 浚渫 ( しゅんせつ ) 土砂で埋め立て確保する。国交省は今秋にも、新滑走路建設を前提にした埋め立ての環境影響評価(アセスメント)準備書を公表する予定だ。19年度にも工事に着手する。総事業費は3000億円規模を見込む。