地球温暖化の原因となる二酸化炭素など3種類の温室効果ガスの世界の濃度が、去年、いずれも観測史上最も高くなったことがわかりました。 新型コロナウイルスの感染拡大で化石燃料に由来する排出量が減少したにもかかわらず、全体としては温室効果ガスの増加に歯止めがかからない状況が改めて浮き彫りとなりました。 WMO=世界気象機関は主要な3種類の温室効果ガスの世界の平均濃度について各国の気象当局や研究機関が観測した去年のデータを解析し、結果を報告しました。 それによりますと、 ▽二酸化炭素が413.2ppm、 ▽メタンが1889ppb、 ▽一酸化二窒素が333.2ppbと、 いずれもおととしを上回り、世界各地で観測を始めた1984年以降、最も高くなりました。 また、前の年から去年までの増加量は ▽二酸化炭素は2.5ppm、 ▽メタンは11ppb、 ▽一酸化二窒素は1.2ppbと、 いずれも過去10年の平均
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