13日付の中国各紙によると、中国政府のインターネット管理当局は12日、ネット上のデマ情報の集中取り締まりをこのほど実施し、3月中旬からの約1カ月で21万件余りの書き込みなどを削除し、42のウェブサイトを閉鎖したことを明らかにした。 中国では指導部交代が焦点の共産党大会を今年秋に控えるうえ、薄煕来・前重慶市同党委員会書記の解任で社会的な動揺が広がるのを抑えるため、ネット情報の管理を強めている。 同当局は短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」上で先月、「北京で軍用車両が出動」などと書き込みがあったことを例に挙げ「ネット上のデマは社会の公害で公共秩序を破壊する」と強調、取り締まりに一段と力を入れる考えを示した。