そもそも、普通に自己資金や融資で事業を立ち上げ、新たな稼ぎを作り、納税までしている地元起業家を尊重しない風土なら、「地域外から誘致してきた起業家」たちなど、都合が悪くなれば地元の既存の団体からどんな仕打ちを受けるかは容易に想像できます。 本来なら、成果を上げている地元起業家は、地元市場の動向、事業に有益な人脈を多数持っています。彼らや彼女らこそをまっさきに高く評価しつつ、知恵を活かすなど、その地域の基軸に据えるのです。 そのうえで、地域外の新たな起業希望者を集め、小さな事業を次々と立ち上げていくほうが、自治体などが支援するよりも確実にうまくいきます。外部の起業家に目を向ける前に、実は地元起業家を正当に評価することこそが、スタート地点なのです。 地方は、起業家だけでは変われない 地方が、単に「起業家頼み」にしたり、既得権者たちが、起業家が巻き起こした「不都合な事業」を潰すことにエネルギーを使
![地方は若者の「起業家」を使い捨てにしている](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/80c1a1726169ffb4beabf007a7d477bb9cb3dd2e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F6%2F1200w%2Fimg_96ffe4d9f18d0fc7310a29a76b6eb6f7418654.jpg)