米パケッティアは帯域管理装置の大手メーカー。2006年にWAN高速化装置のメーカーを買収するなど,事業領域を拡大してきた。同社のコテCEOに,企業ネットワーク環境で今後進むと見られる重要な動向や,競合メーカーとどのように差異化を図るかなどを聞いた。(聞き手は島津 忠承=日経コミュニケーション) --2007年以降の企業ネットワークでは,どのような動きが進むと考えられるか。 いくつか考えられる。一つは,IPベースの音声や動画データの重要性がいっそう増すことだ。あらゆる音声データがIP化され,企業ネットワークに流れるようになる。そのボリュームは,既存のデータ・トラフィック並みに大きくなるだろう。さらに,動画データは音声より大きな帯域を要求する。これらを確実に伝送するには,帯域を適切に制御する仕組みが必要になる。 ここで大切なのは,トラフィックの中身を詳しく識別した上で帯域を制御すること。一口に
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