電子書籍リーダー「Kindle(キンドル)」の売れ行きも良く、好決算も発表するなど絶好調の米アマゾン・ドット・コムだが、そんな同社を巡ってちょっとした騒動が持ち上がった。アマゾンが販売しているKindle向け電子書籍の価格を、出版大手の英マクミランが上げるよう要求した。 アマゾンはこれに反発、電子版、ハードカバーともにマクミランの出版物の販売を一時とりやめて抗議していたが、最終的にマクミランの要求を受け入れ、値上げを決めた。マクミランの米国法人CEO(最高経営責任者)の声明によると、この3月の初旬から12.99~14.99ドルという新たな価格帯で販売されるという。 アマゾンは、ベストセラー書籍の電子版をハードカバーの半値以下の9.99ドルで販売し、Kindleの普及を推し進めてきた。ところが出版各社はこの価格に不満を抱いていた。 アップルを強力なライバルと認識 折しも米アップルが、タブレッ