手軽に何十冊、あるいは何百冊もの本を持ち歩ける。スマートフォンやタブレット端末など、様々な機器で自分の本を読むことができる。購入した本はネット上に保存してあるので、いつでもアクセスできるし、失う心配もない。 紙の本のように扱えない厄介さ こうしたことが電子書籍の便利な点だが、やっかいな面もある。例えば、ある箇所を読んでいる時、巻末にある表や地図などを見たり、何章も前のページを読み返したりしたくなる。 そこで、そうしたページにジャンプすると、今読んでいた場所に戻るのが大変になる。そのことが分かっているため、紙の本では当たり前のようにやっているこうしたページめくりをしなくなる。 電子書籍にはしおり機能があり、これを使えばページを一気にジャンプできる。しかし、しおりは読書中に重要、と感じた場所にも付けており、これをむやみに使うと、何が重要箇所だったかが分からなくなり、後で困ることになる。 「Pa