2019年10月、米グーグル(Google)が動画共有アプリの米新興企業を買収する検討を進めていると、米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。この企業はシリコンバレーに本拠地を置き、30秒ほどの短い動画を投稿して楽しむアプリ「Firework(ファイアワーク)」を19年3月に公開した。 この企業を設立したのは、写真・動画共有アプリ「Snapchat(スナップチャット)」を運営する米スナップ(Snap)やビジネス向けSNS(交流サイト)の米リンクトイン(LinkedIn)の元幹部である。ロサンゼルスやニューヨーク、東京にもオフィスを構えている。数百万人のユーザーが、マウンテンバイクの腕前を披露したり、ギター演奏の技を解説したりする動画を公開して楽しんでいるという。 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、このアプリは中国の字節跳動科技(バイトダンス)が手掛ける「TikTok(ティックト