全世界で月2億人が見るとされる米国の旅行者向け口コミサイト「トリップアドバイザー(TA)」で、原爆の資料を集めた広島平和記念資料館(広島市中区)が、「外国人に人気の日本の観光スポット」として2年連続1位になった。 被爆者の遺品や写真など、当時のすさまじさを物語る展示資料に心を揺さぶられる人が多いようだ。 「地球上の全ての人が見るべきだ」「悲しみを誘うが、有益で必見」「日本旅行のハイライトになった」。TAの資料館のページに書き込まれた口コミだ。 TAの運営会社によると、ランキングは前年4月からの1年間、日本語以外の20言語の口コミを対象に5段階評価の平均値や、コメント数などから集計されている。資料館は2012、13年と連続でトップ。13年の2位は伏見稲荷大社(京都市)、3位は東大寺(奈良市)だった。 理由の一つには1996年12月、原爆ドームが世界遺産に登録され、「ヒロシマ」への関心が高まっ