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2015年4月5日のブックマーク (3件)

  • 食べログの口コミに見る人間心理 ―麻薬と性とトラウマと― · Naoki Orii's blog

    フランスの希代の美家であるブリア・サヴァランは「ふだん何をべているのか言ってごらんなさい、そしてあなたがどんな人だか言ってみせましょう」といったそうだ。これは、「ドン・キホーテ」の有名な一文「君の友人を教えなさい、そうすれば君がどういう人間か言ってみせよう」をもじったものであるが、示唆に富んだ文である。その人が何をべるか(もっと正確に言えば、何をべないか)によって、その人の育ちや信仰、文化的・民族的背景など様々なことを知ることが出来る。 同様に、口コミもそれを書いた人について多くを物語る。ここで試しに、以下に挙げたべログの口コミを読んで頂きたい。 バラのクリームにたっぷりのフランボワーズをマカロンとともに。ルバーブのアクセント。コレめっちゃカワイイ(*^_^*) 一目ぼれです☆ バラにフランボワーズにマカロンにピンクときたら、女子にはたまらない~! ちょっと高めの価格設定やけど、

    食べログの口コミに見る人間心理 ―麻薬と性とトラウマと― · Naoki Orii's blog
  • 『ハリウッドが教える。認知心理学活用創作術』

    お世話になっております。物語創作技法研究者の佐藤です。前回は認知心理学に基づいた物語の面白さについてお話しました。今回からその実践編となります。ハリウッドが認知心理学をどのように物語作りに生かしているのか。丁寧に解説してまいりますので、よろしくお願いいたします。 前回の復習 題に入る前に、軽く前回の復習を行いましょう。認知心理学による面白い物語とはいかなるものだったでしょうか。簡単にまとめれば、「登場人物が自分の感情に基づいて行動を起こす。感情によって引き起こされる行動は因果関係によって連鎖し、変化を生みだす」これが物語の定義です。 一方物語が面白くなるかどうかは、受け取る観客の判断で決まります。「展開の因果関係が明瞭であり、観客が登場人物の行動と感情に納得できる」、「登場人物の行動と心情が引き起こす変化に対して、受け手がはっきりとプラスかマイナスの価値判断を下すことができる」この二つを

    『ハリウッドが教える。認知心理学活用創作術』
  • 『心理学が解き明かした「物語の面白さ」』

    お世話になっております。物語創作技法研究者の佐藤です。前回でストーリー・ソリューション(SS)理論が完結いたしました。今回は次の連載に入る前に小休止として、単発のトピックを取り上げたいと思います。小休止といっても内容は相当衝撃的。今回のテーマは「学問によって物語の面白さが解明されていた」です。 面白さの種類 物語の面白さを解き明かしたのは「認知心理学」という学問。大まかに言うと人間がどのように情報を処理するかを研究するものです。認知心理学では人間が物語を面白く感じる現象自体を情報処理の一形態として捉え、その内容に迫っています。 とはいえ、いきなり物語の面白さが解き明かされるわけではありません。まずはより大きなテーマである文章そのものの面白さから追究されますが、その結果、文章の面白さはたった二つの要素で決定されることが判明しています。認知心理学によると、文章の面白さは「トピックへの興味」と「

    『心理学が解き明かした「物語の面白さ」』