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ブックマーク / dlit.hatenadiary.com (4)

  • 動詞「まなざす」は“日本語として”おかしいか - 誰がログ

    【注意】このエントリは、動詞「まなざす」の意味・用法や登場した経緯や背景などについて解説したものではありません。 はじめに 下記のまとめのブコメにも何か書こうかなと書いてそのままいつもの書く書く詐欺になりそうなところだったのですが、 togetter.com その後もちょこちょこ「「まなざす」という動詞は日語としておかしい」というような言い方を見たので何か書いておくことにしました。 最後に背中を押したのは菊池誠氏の次の一連のツイートです。ただこれに似た言い方はいくつか見ましたし、共感を覚える方もけっこういるのではないでしょうか。 @kanenooto7248 はあ、「まなざす」という言葉を使うやつは嫌いだ、という話はしたけど、その出どころですか。「まなざす」は日語じゃないからな— kikumaco(9/7ベアーズ) (@kikumaco) 2016年1月25日 「まなざす」という言葉を

    動詞「まなざす」は“日本語として”おかしいか - 誰がログ
  • 言語学の入門書その2:定延利之『日本語教育能力検定試験に合格するための言語学22』 - 誰がログ

    前回:言語学の入門書その1:黒田龍之助『はじめての言語学』 - 思索の海 はじめての言語学 (講談社現代新書) 作者: 黒田龍之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/08メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 前回の内容は完全に忘れてましたよ。まさか第二弾があるとは自分でも驚きです。 きっかけ:日語教員養成講座での授業 今年度、インターカルト日語学校・日語教員養成講座というところで、「言語学概論」の授業を担当する機会がありました。 これまでも非常勤で教養の「言語学」や「言語学概論」といった授業を担当したことはありましたし、日語学系の授業でも必ず最初は言語学・言語研究での位置付けの話から始めます。また、日語教員を目指している受講生が多いクラスで日語学系の授業を担当したこともありましたので、全く新しい経験というわけではなか

    言語学の入門書その2:定延利之『日本語教育能力検定試験に合格するための言語学22』 - 誰がログ
  • 【便乗】日本語の活用と「過去形」(解説なし、宣伝のみ) - 誰がログ

    どうも、ラッスンゴレライを思い出そうとしてもどうしてもあるある探検隊が出てきてしまうぐらいにはおっさんの日語の研究者です。 さて、下記のエントリのタイトルと内容が最近自分がやっていることと近くて一瞬どきっとしてしまいました。この辺りの話、見方によっては古典的も古典的な問題で、書き出すときりがないのですが(関係する話や概念・用語を整理するだけでたいへん)、一部現代的にも色々面白い問題を含んでいると思ってやっています。というか活用研究などしている以上、いつまでも逃げてばかりはいられず… 日語の活用に"過去形"は無い - 殴る壁 ちょうど良いので?便乗して宣伝を二つばかり。 テンス・アスペクトの論文集を作っています 昨年度の日語文法学会でやったパネルセッションもその絡みだったのですが、 2014年後半戦の出没予定(学会とか) - 思索の海 テンス・アスペクトをテーマにした論文集(全4巻)を

    【便乗】日本語の活用と「過去形」(解説なし、宣伝のみ) - 誰がログ
  • 【思い出】ロバと例文と夏期講座 - 誰がログ

    少し前に、世界的な言語学者であるIvan Sagが亡くなった。 以下は郡司隆男氏による記事(文中の「彼」はSagのこと)。 ずいぶん前の話になるが、今でも時折思い出すのは、彼が、ある指導学生の研究発表のときに、内容でなく、例文の作り方に注意をしたことである。言語学の論文では、しばしば例文を自分で作る。その言語の母語話者ならば誰でも容認するであろう例文と、誰も容認しないであろう例文を並べ、理論の予測を検証するのである。 例文には、議論のために、特定の文法構造をもたせる必要がある。例えば、主語と目的語をとる他動詞を含む例文が必要な場合がある。そんなとき、安易に他動詞を選ぶと、英語でも日語でも、「殴る」とか「殺す」というような、よく考えると物騒な動詞を使ってしまいがちである。 彼は、そういう、例文のもつ暴力性に敏感だった。研究発表の場でも、当該の学生に「何度言ったらわかるんだ」というような言い

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