「負傷者のみなさまにお見舞いを申し上げ、回復することをお祈りする」。京都府福知山市の由良川河川敷で起きた福知山花火大会の露店爆発事故で、大会を主管する福知山商工会議所が16日、事故後初めて記者会見。謝罪を拒否した後に一転おわびの言葉を口にするなど、主催者側の迷走ぶりが浮き彫りになった。 記者会見には谷村紘一会頭ら商工会議所の幹部5人が出席。谷村会頭は「露天商が第一におわびすべきだ」などといったんは謝罪を拒否し、その後、報道陣から問いただされると「変更する。負傷者におわび申し上げる」と訂正した。 主催者側の事故に関する責任については「本当に予想もしない大変な火災事故。責任はあくまでも出火した露天商にあると考えている」と否定。その上で「道義的、包括的責任はある」とした。 事前の事故対策として、見物客や露天商に通路をふさがないよう呼びかけて避難路の確保を図ったり、会場に医師1人と看護師3人を待機