帯広・室蘭開建自転車で調査 台風10号の豪雨による道路崩落などで通行止めしている国道274号の日勝峠で、日高管内側を中心に新たに複数箇所で道路の損壊や土石流が起きていることが、7日までに分かった。帯広開発建設部などの地上からの現地調査で明らかになり、記録的な雨になった日勝峠の被害の大きさが改めて浮かび上がった。 同国道の通行止め区間は清水町清水-日高町千栄間(43・8キロ)。帯開建によると、新たな被害箇所は十勝側は7合目の石山トンネル付近や日勝峠頂上付近で土石流などを発見。日高側では8合目、三国の沢覆道、4合目などで道路の崩落や土石流といった被害が分かった。 現地調査は十勝側は帯開建、日高側は室蘭開発建設部が、雨がやんだ1日以降、職員とコンサルティング会社社員による調査隊を組織して行った。クマに遭遇する恐れがあるため山中泊はせず、上りは徒歩、下りは自転車で麓とを行き来しながら被害状況を調べ