一次受けPMは四面楚歌、ファックファックと呟きながら終電に這い込み一時間半の家路。手をよく洗ってうがいして、カレーをチン。発泡酒を開ける。 寝室のドアをそっと開け、様子をうかがうと嫁と3カ月になる息子がよく寝ている。 「ああ、ここのところ平日は寝顔しか見れていないな。」 やっとここのところ首が坐ってきて、抱くのも怖くなくなったのだが。 「そういや親父も帰りが遅かった。」 平日は朝ちょっとすれ違うだけ。土日はいろいろまとわりついて遊んだ気がするが。 この子もそのうち平日遊んでくれないとすねるのかな。 そのとき、子供が笑った。なんちゅう可愛さだ。 その瞬間、キタ。 今までの人生での親父とのやりとりの記憶がぶわーっと。走馬灯ってヤツか? 一緒に遊んで笑ったこと、怒られて泣いたこと、初めて反抗してケンカしたときのこと。それがすべて、自分のと親父視点が重なって! ああ、これからこの子と自分は、同じで