(この記事はHaskell Advent Calendar jp 2010のために書かれました) Haskellではエラー処理に例外が用いられます(MaybeモナドやErrorモナドも用いられますが、ここでは例外に焦点をあてます)。 例外インターフェースの話 Haskellにも、例外を扱うためにtry, catch, finallyなどが用意されています。他の多くの言語ではこれらは構文として用意されますが、HaskellではIOモナドを引数にとる関数になっています。 try :: Exception e => IO a -> IO (Either e a) catch :: Exception e => IO a -> (e -> IO a) -> IO a finally :: IO a -> IO b -> IO a tryはIOアクションを引数にとり、それを実行した結果が正常に値を返