岡山―高松を結ぶJR瀬戸大橋線で7月中旬、線路のポイント(分岐器)にカメが挟まって信号機が赤のまま変わらなくなり、ダイヤが乱れるトラブルがあった。「カメはどこから線路に入ってきたの?」。このニュースを知った小学生の男の子からこんな疑問が寄せられた。そこで専門家の見解も交えながら“謎”に迫った。 【写真】分岐器に挟まったカメ トラブルは7月20日午前、備前西市駅(岡山市南区西市)で発生。列車の進路を切り替える分岐器に1匹のカメ(体長約20センチ)が挟まって装置が動かなくなったのが原因で、上下22本の列車に運休や遅れが生じ、約2500人に影響した。 今月6日にも、津山線弓削駅(岡山県久米南町下弓削)でカメが原因とみられる信号機の不具合があった。 JR西日本岡山支社によると、カメが運行の支障になったケースの正確なデータはないが、年に数件はあるという。昨年は伯備線布原駅(同県新見市西方)で2件起き