バスケットボール女子Wリーグのシーズン途中に選手ら8人が退団したシャンソン化粧品で、一部の選手が心療内科医の診断書を添えて退職届を提出していたことが、10日までに分かった。関係者が明かしたもので、チームトップの川村旭代表(40)による高圧的な言動があったとし、パワーハラスメント被害を主張した。チーム側は、パワハラにはあたらないとの認識を強調している。Wリーグはシーズン中の大量退団を受け、現在、退団選手への聞き取り調査を実施している。 ◇ ◇ ◇ リーグ優勝16度の名門シャンソン化粧品は2月、元日本代表の藤岡麻菜美ら7選手の退団と李玉慈監督の引責辞任を発表した。プレスリリースでは、その理由について「方向性の違い」と記載したが、チーム関係者の意見は異なる。「選手同士の対立だけが要因のようになっていたが、実際は球団トップの川村代表が、一部選手に高圧的な発言をしたことも大きい」。川