ゲネプロと初日の感想を書いているのだが、お客さんの目を見る、ということについて、チーム B の新人メンバーが十分に理解できていないのかなという気がしたので、エントリを独立して先に書いておく。 お客さんの目を見る、というのは、もちろんある程度は言葉の通りなのだけれど、しかしだからと言って、決してお客さんに媚びを売りなさいという意味ではない。言葉の額面だけでもない、いわば比喩としての部分もあるのだ。 ステージの上の人は、客席にいるたくさんの人からいっせいに注視されることになる。そのことに慣れていないと、そうした多くの視線に射すくめられてしまう。つまり、お客さんの「目からビーム」が恐くなり、身が縮んでしまう。そうするとフリも小さくなるし、声も出なくなる。だから、たくさんの人の視線ビームに負けないように、それから逃げるのでなく、むしろ真っ直ぐに見返して、微笑みの一つも返すくらいの強さを持ちなさい、