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ブックマーク / odamitsuo.hatenablog.com (2)

  • 出版状況クロニクル41(2011年9月1日〜9月30日) - 出版・読書メモランダム

    出版状況クロニクル41(2011年9月1日〜9月30日) 東日大震災に続く、かつてない台風の被害に伴い、「深層崩壊」というタームが語られるようになってきている。これはあらためていうまでもないかもしれないが、台風による山崩れや崖崩れにおいて、滑り面が深部で発生し、表土層だけでなく、深層の地盤までが崩れてしまう、規模の大きな崩壊現象を意味している。それは降水量が400ミリを超えると発生しやすいとされる。 この「深層崩壊」というタームは台風災害のみならず、出版業界の現在にもそのまま当てはまるものではないだろうか。失われた十数年の果てに、戦後の再販委託制による出版社・取次・書店という近代出版流通システムは「深層崩壊」的状況にあり、8000億円の売上を失う危機へと追いやられてしまった。 その「深層崩壊」をもたらした原因について、クロニクルで詳細に言及してきたが、それは依然としてい止められず、現

    skznight
    skznight 2011/10/05
  • 出版状況クロニクル29(2010年9月1日〜9月30日) - 出版・読書メモランダム

    出版状況クロニクル29(2010年9月1日〜9月30日) 『出版状況クロニクル2』 が刊行され、3ヵ月になるが、例によって書評はひとつも出ない。再販委託制問題に加えて、クロニクルが大手新聞や総合誌などを批判していることも作用しているのだろう。 それでもこの連載を続けているのは、日の出版業界の、世界に例を見ない10年を超える深刻な危機状況に対して、私以外に誰も絶えざる警鐘を鳴らさないからである。そしてまた日出版史のみならず、戦後社会史として、出版敗戦の経緯と構造は鮮明に記録されなければならないからだ。 これまでも繰り返し言及してきたように、日の出版物販売金額は、1996年の2兆6563億円をピークに落ち続け、2010年は1兆8500億円ほどと推測できる。この10数年で8000億円の出版物売上が失われたのである。つまり96年の3分の1近くの売上が消えてしまったことになる。 欧米のみなら

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