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ブックマーク / web.kyoto-inet.or.jp (1)

  • 瞬間「たたら法」

    1.はじめに 日では,かって「たたら法」という独特の製鉄技法によって鉄が作られていました。たたら法で作られた鋼(はがね:刃物に使う金「かね」という意味)を用いた刃物は,優れた加工法もあって,世界最高の切れ味といわれています。もちろん,農耕機具や調理器具や建築などにも広く利用されました。 たたら法は,鉄鉱石がほとんど産出しないわが国において,比較的入手しやすかった砂鉄と炭焼き技術が一体となって発達した製鉄法で,原料は砂鉄と木炭のみです。砂鉄は,海岸の砂浜や河口付近で見かけることが多いキラキラ輝く黒い砂で,集めるとずっしりした重さがあります。 この砂鉄を用いて,簡単に鉄の粒を得る方法を考えました。瞬間「たたら法」といえるもので,自然の産物と今日の文明につながる古代の科学技術の関係を考えることができます。 ※砂鉄については,「砂鉄」再発見 をご覧ください。 2.たたら法の歴史 砂鉄は,火成岩

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