はじめに これまで、転置索引の構造や具体的なデータ構造を見てきました。今回は、検索したいテキスト文書から、どのようにこの構造を構築するかを説明していきます。 ディスクベースの構築方法 第3回では、表を作成しそれを転置させることで転置索引を構築しました。実際にコンピュータに処理をさせる場合も、メモリ上の2次元配列で同様に構築することが可能となります。しかし、通常の転置索引は非常に疎な表となるため、この方法ではメモリを使いすぎてしまいます。また、リンクリストなどのメモリ上でのデータ構造を用いることにより、上記の方法と比較して少ないメモリ量で構築することもできます。 これらの方法はいずれも、対象とする文書集合を変換した転置索引が実メモリに収まる場合にのみ可能となる方法となります。しかし多くの場合、転置索引は実メモリよりも大きくなります。そのような場合はディスクを用いた構築方法が必要となり、効率的
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