えのきが、好きだ。 あのコリコリとした食感。噛めば噛むほど広がる楽しみ。 しめじや舞茸も勿論好きだが、えのきは別格だ。 千切れば細く、千切らなければ太く。手の匙加減一つで“個”にも“群”にもなるえのきの可能性は、他のきのこを凌駕している。 他のきのこほど主張の激しくないその風味は、あらゆる料理に合う。それ故、影は薄いのかもしれない。でも大好きな、影の実力者だ。 一方で、うどんも好きだ。チュルチュル吸ったあとに広がる、モチモチな食感。出汁によって変わるツユの風味とのグルーヴ。 消化もよく、蕎麦ほど香りの自己主張がないため、体調不良の際にも嬉しい。具材のレパートリーもより多彩だと思う。(誤解のないように言うと、蕎麦も好きだ) そんな両者が手を組むという、奇跡の料理が現れた。Twitter、ブログ双方で交流させていただいている結騎 了さん(@slinky_dog_s11)が、コチラの記事で解説さ