(CNN) イスラエルはここ3週間足らずの間にレバノンに対する前例のない空爆を実施しており、レバノン保健省によると、1400人以上が死亡、7500人近くが負傷した。自宅を追われた人は100万人を超える。 イスラエルはこうした爆撃について、レバノン国内にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を狙ったものだと説明している。英紛争監視団体「エアウォーズ」によると、パレスチナ自治区ガザ地区以外でここ20年の間に実施された「最も激しい航空作戦」になるという。 エアウォーズの責任者、エミリー・トリップ氏はCNNの取材に対し、イスラエルの攻撃は「イスラエルの同盟国も過去20年間に実施しなかったであろう水準と強度で」行われているとの見方を示した。トリップ氏によれば、2017年に行われた過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に対する米主導の軍事作戦では、ISISの事実上の「首都」となっていたシリ