秋葉原無差別殺人男のオタク執着…独特のこだわりも 「アニメ批判すると後ろから刺されるよ」 加藤容疑者が犯行の前に友人へ送った「萌え系」DVDやCD(クリックで拡大) 東京・秋葉原で7人が殺害され、10人が重軽傷を負った事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤智大容疑者(25)。家族や仕事への不満を抱き、感情は徐々に鬱屈(うっくつ)していった。その不満を晴らすかのようにアキバに通い、オタクに救いを求めていったようだ。 「(秋葉原では)アニメやマンガを批判すると、危ないよ。後ろから刺されるよ。危ないから気をつけろ」 感情を顔に出すこともなかった加藤容疑者だが、同僚(21)をアキバのメイドカフェなどに案内しながら、笑ってこう注意した。同僚はオタクへの執着を感じたという。 犯行の約1カ月前のゴールデンウイーク。断絶状態の青森に加藤容疑者は同郷の同僚を連れ、自身の車で帰った。実家に立ち寄ることもなく